こんにちは、UWearスタイリストのコハルです。
「冬の着こなしはいつも黒っぽくまとまってしまう…」と悩んでいる方は意外に多いのではないでしょうか。黒を基調としたスタイリングは大人っぽい反面、軽やかさやバリエーションが減ってしまうのが難点といえます。
そこでおすすめなのが、ダークトーンコーデです。定番のモノトーンコーデや黒コーデから脱出したい方にぴったりで、大人っぽさをキープしたままこなれ感をプラスできるおしゃれな着こなし。さらに、着回し力を高めるのにも役立ちます。
今回はダークトーンコーデについて解説するので、いつもと違う大人の冬コーデを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
◾️ダークトーンコーデとは?
◾️モノトーンコーデやワントーンコーデとの違いは?
◾️【今冬におすすめ】お手本ダークトーンコーデ
◾️メリハリのあるダークトーンコーデで、いつもとはひと味違う着こなしを実現しよう
ダークトーンとは、青・赤・黄緑といった彩度が高い純色に黒を混ぜた暗い色調のことです。つまり、ダークトーンコーデとは、暗い色調のアイテムを組み合わせた着こなしをさします。
ダークトーンには多彩な種類がありますが、濃いめのネイビー・ブラウン・カーキ・グレーなどがコーディネートに取り入れやすい代表的な色です。
落ち着きのある雰囲気や品のある着こなしも演出できるため、大人コーディネートにぴったり。黒を基調としながら、ダークトーンを2割程度に抑えるとメリハリや立体感のある着こなしを実現できます。
モノトーンとは「単調」「単色」という意味で、白・黒・グレーといった無彩色を使ったアイテムのみで構成しているのがモノトーンコーデです。また、ワントーンコーデは、同系色のアイテムで全身をまとめた着こなし。1色だけではなく、同じ色のトーンでまとめた着こなしもワントーンコーデと呼ばれます。
ダークトーンコーデは、モノトーン・ワントーンコーデよりメリハリを生み出しやすいのがメリット。とくに、冬は黒を基調としがちですが、ダークトーンをアクセント代わりにプラスすることでのっぺりとした印象になるのを予防できます。
なんだか難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、基本的にはダークトーンをアクセントのように取り入れるだけでOK。選ぶアイテムを1~2つ変えるだけで、今までの着こなしとは違う印象にまとまります。
冬コーデの主役はアウター。コーディネートしやすいため「どうしても黒系統のアウターばかり…」と悩んでいる方は、ダークトーンのアウターを選ぶのがおすすめです。
ダークトーンであれば、黒系アイテムと同じような着回し力をキープしたまま印象を大きく変えられるのがメリット。きれいめアイテムと組み合わせるように心掛ければ、大人っぽさもしっかり残せます。
濃いグレーやネイビーといったダークトーンを使いながら、清潔感のある爽やかな着こなしを完成させたお手本コーデです。ダークトーンは着回し力も高いため、黒を使わなくてもうまく組み合わせられます。
定番の黒パンツではなく、彩度の高いグレーパンツを使っているのがポイント。重たく暗くなりがちな冬コーデに軽やかさがプラスされて、いつもと違う印象に仕上がります。
デザイン性と保温性を兼ね揃えたダウンジャケットは、カジュアル感を抑えるようにすれば大人っぽくまとまります。黒をベースにしながら、ダークトーンアイテムをプラスすることでこなれ感をプラスしたお手本コーデです。
ラフ感ときちんと感のバランスがよく、買い物・飲み会・デートなどさまざまなシーンに対応できます。色数が少ないため、おしゃれに自信がない方でも手軽にコーディネートしやすいのもおすすめポイントです。
ZOZO by BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS
「ダークトーンコーデにチャレンジしてみよう!」という方は、挿し色感覚で使うところからはじめるのもおすすめです。黒を基調としながら、ボトムやインナーなどへダークトーンアイテムを1点投入。すっきりまとめやすく、失敗するリスクを軽減できます。
ダークトーンカラーを1点だけでも取り入れることで、簡単にメリハリのあるコーディネートが完成。きちんと感のあるアイテムを使うことを意識すれば、シンプルで洗練された着こなしを楽しめます。
ダークトーンコーデで大切なのが、ダークトーンの面積をなるべく減らすこと。まずは1点投入くらいの感覚からはじめれば、誰でも簡単におしゃれなダークトーンコーデを作れます。いつもの黒コーデとはひと味違うメリハリのある着こなしを楽しめるため、今冬はぜひダークトーンコーデにチャレンジしてみてください。