黒アイテムは、どんな色とも合わせやすい万能性の高さが魅力。クールでスタイリッシュな印象もプラスできるため、大人コーデには欠かせないアイテムといえます。
しかし、着回し力の高さゆえに「気が付けば黒アイテムばかり増えている…」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、増えた黒アイテムをうまく活用できるおしゃれなブラックコーデ術を解説します。無難な印象に仕上がったり野暮ったいイメージを抱かれたりしやすい面があるブラックコーデを、大人っぽく着こなすコツを紹介するので参考にしてみてください。
■ ブラックコーデをおしゃれに見せるコツ
■ お手本ブラックコーデ
■ 清潔感やきちんと感を残しながら、大人のブラックコーデを楽しもう
黒は引き締め効果があるため、スタイルがよく見えたり体型カバーに役立ったりします。ただし、オーバーサイズのアイテムばかり組み合わせると、どうしても野暮ったさや若作り感が出てしまうので注意が必要。また、タイトすぎるのも、無理している感を与えてしまう恐れがあります。
基本的には、体型に合ったジャストサイズを選ぶことが大切。トレンド感をプラスするためにオーバーサイズの黒アイテムを使いたい場合は、トップスかボトムスどちらかだけにしましょう。細身のアイテムをチョイスするときも、タイトすぎるのは避けるのがおすすめです。
全体のシルエットがオーバーすぎずタイトすぎないバランスを意識すれば、すっきりしたブラックコーデに仕上がります。
大人っぽいコーデを完成させるには、清潔感はマストといえます。首元や袖がよれていたり汚れ・毛玉が目立ったりするのはブラックコーデ以外でもNGなので、まずはアイテム自体の清潔感をチェックしておきましょう。
清潔感のあるブラックコーデを完成させるには、シンプルなアイテムやドレス感のあるアイテムを組み合わせるのがおすすめ。ダメージ加工を施したアイテムやデザイン・刺繍などを過度にあしらったアイテムは大人っぽくまとめにくいので、ブラックコーデでは避けたほうが安心です。
黒アイテムといっても、色の濃淡や素材感はアイテムによってさまざま。異なる質感の黒アイテムを組み合わせればブラックコーデにメリハリが生まれて、おしゃれに仕上がります。
冬コーデだと、コート・インナー・ボトムと異なる質感の黒アイテムを組み合わせるだけでもメリハリが出るので、手持ちの黒アイテムをうまく活用しやすいのがポイント。大部分は黒アイテムで揃えて、シューズや小物、インナーなどで異なる色を取り入れてもメリハリのあるスタイリングが完成します。
また、適度な柄が入ったアイテムも、メリハリを作るのに役立つのが特徴。逆に上下の質感を統一するとセットアップのような仕上がりなので、インナーや小物で異なる色や素材感を取り入れればメリハリのあるブラックコーデを作れます。
ZOZO by BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS
定番ともいえる黒ダウンジャケットは、ボリューム感が出すぎると着膨れしているような印象を与えてしまいます。厚手のインナーは1枚にして物理的な着膨れを予防しながら、細身のパンツで全体のシルエットを整えているのがポイントです。
さらに、足首を見せて抜け感をプラスしたり、インナーで挿し色を入れたりしているのが特徴。重たくて暗くなりがちなブラックコーデを、軽やかで華やかな印象に仕上げたお手本コーデです。
きれいめのインナーとパンツを合わせることで、カジュアル感の強いブルゾンを大人っぽく仕上げたお手本ブラックコーデ。シンプルな組み合わせで清潔感があるため、幅広いシーンで重宝する着こなしです。
濃淡や質感が異なる黒アイテムを組み合わせているので、自然にメリハリが生まれているのがポイント。また、絶妙なサイジングで全体のシルエットがきれいにまとまっているため、野暮ったさのないスマートな着こなしが完成しています。
黒レザージャケットは、素材感や質感の違いによるメリハリを生み出しやすいのが特徴。インナーに黒をプラスしても、立体感が生まれてスタイリッシュにまとまります。クールで大人っぽい雰囲気を演出しやすいため、ひとつ持っておくと重宝するアイテムです。
上半身はタイトなラインなので、パンツはやや太めをチョイスしてバランスを整えているのがポイント。センタープレス入りのきれいめパンツできちんと感を残して、スタイリッシュに仕上がっています。ひと味違うブラックコーデを楽しみたい方におすすめの着こなしです。
黒アイテムは色を選ばず合わせやすい、着回し力の高さが魅力。黒アイテム同士でも色の濃淡や素材感が異なれば、メリハリのあるコーディネートに仕上がります。なにかと重宝する黒アイテムを上手く活用しながら、ブラックコーデを楽しんでみてください。