こんにちは、UWearスタイリストのユウです。
「こなれ感」という言葉を洋服の雑誌でよく見かけませんか?
でも、「こなれ感」が具体的にどういったことなのかを伝えてくれているわけではないので、「こなれ感って一体何?」と分からずにいる方は多いと思います。
じつは、こなれ感のあるコーデにするだけで親しみやすさがアップし、会う相手から好印象に見られるというメリットがあるんです。
本記事では、会う人に好印象に見られたいという方に向けて「こなれ感」の作り方をご紹介します。簡単にこなれ感を作ることができるので、よかったら一度試してみてください。
■ こなれ感のあるコーデは、ラフなコーデ!?
■ コーデをラフにする、簡単な4つの着こなし
■ こなれて見えるラフな秋冬コーデ4選
■ まとめ:こなれ感はラフなコーデで作る
こなれ感のあるコーデというのは「ラフなコーデであること」を言います。
「ラフ」と聞くとダラしない着こなしのことかな?上下ジャージのコーデのことかな?と思う方もいるかも知れませんが、ファッションにおける「ラフ」は、コーデをサッと着替えた感じの凝ったりきちんとしすぎていないように見えることをいいます。
このラフなコーデは、ちゃんと会う人や場所に合わせてアイテムを組み合わせていることが前提なので、だらしないわけでも上下ジャージというわけでもないんです。
むしろ、好印象かつ親しみやすいコーデといえます。
頑張りすぎていなくて余裕を感じさせるので、相手に親近感を持ってもらいやすくデートや飲み会など、相手と対等で楽しく過ごしたいというときにおすすめです!
ラフに見せる着こなしを作る上で大事なのは「きれいめなコーデを着崩す」ことです。
先述したようにラフなコーデは会う人や場所に合わせてアイテムを組み合わせていることが前提なので、カジュアルなコーデは着崩すしてしまうと、だらしなく見えてどんなシーンにも合わなくなってしまいます。
一方で、きれいめなコーデは着崩してもきれいめなアイテムを取り入れていることから、大きくシーンから外れてしまうことがなく、きれいめなアイテムが持つきちんとして見える要素を和らげるので、肩の力が抜けた親しみやすさを演出します。
例えば、左画像のようにシャツはどうしてもお堅い印象を与えてしまうアイテムですが、友人との飲み会ではそこまでカチッとしなくても良いですよね。
そういったときには、右画像のようにインナーにクルーネックのカットソーをあわせて、シャツを羽織りにすると、あれよあれよとカジュアルな要素が加わって、シャツのきれいめな要素は残しながらもカチッとしたところが和らいだ、ラフなコーデになります。
簡単ですよね!
他にも、こなれ感を作る「簡単にラフに見える着こなし」を4つご紹介します。
シャツの袖をクシュッと雑に捲くることで、簡単にコーデにこなれ感を取り入れることができます。
手首が見える軽快さが出てリラックスした印象になり、あえて無造作に着こなしているオシャレさを演出してくれます。
左右の袖を捲る幅に差が出ないように注意し、袖が七分袖の長さになるようにしましょう。強く捲らず、程よいゆるさを保つことで、生地がたまりすぎず、自然なラフさを保ったスタイルになります。
特に居酒屋での飲み会や街歩きなど、カジュアルなシーンで袖を捲ることで、こなれたオシャレな印象を与えることができます。
袖のまくり方はこちらの記事でもご紹介しています。併せて読んでみてくださいね!
レイヤードとは、トップスを組み合わせて重ね着する着こなしのことです。
トップスを1枚で着るコーデも良いのですが、シンプルすぎてのっぺりとした印象になり、物足りなさを感じることがあります。
そういった場合はレイヤードの着こなしを試してみてください。シャツを羽織りにしたり、ニットを重ねることでカジュアルになり、こなれた印象にすることができます。
また素材が違うアイテムを組み合わせることで、立体感が出てメリハリの効いたスタイルになります。ニットの首元からシャツの襟を出すと、ニットの1枚着とは違った表情が生まれます。これがアクセントとなり、コーデをこなれた印象にしてくれます。
デートでいつもよりオシャレなポイントを加えたいときは、レイヤードの着こなしがおすすめです!
ボトムスの裾を折り返すロールアップもこなれ感を演出する着こなしです。
足首をちょっと見せることで、軽快な印象を醸し出すだけでなく、裾のもたつきを解消してスタイルを引き立てるのに役立ちます。ロールアップには様々な種類があり、ボトムスのサイズに応じて最適なロール幅を試してみてください。
ジャストサイズからちょっとゆったりなボトムスには4cmくらいの幅で1〜3回程度折り返し、裾が靴にかからない長さにすると、すっきり見えてスマートな印象を与えてくれます。特に、ジーンズに細めのロールアップにすると野暮ったさが軽減され、上品な印象に見せることができるのでおすすめです。
ゆったりしたワイドワイドパンツには5〜8㎝の太めの幅にすると、カジュアルさを引き立ててくれます。折り目が甲にかかるくらいの長さに調整すると、足元にボリュームが出るのでアクセントになり、どっしりとした男らしい印象になりますブーツやスニーカーを合わせる場合、太めのロールアップを採用することで、バランスが良く見えます。
ジャケパンやセットアップなど、普段着でジャケットを着る場合はカジュアルな要素を取り入れてバランスをとることが大切です。洋服を変えず、靴はスニーカーにするとカジュアルな印象をプラスできるので試してみてください。
スニーカー選びのポイントは「デザイン」です。ランニングシューズのような派手なデザインではなく、シンプルな黒や白のスニーカーを選ぶことで、違和感なくコーデに馴染み、こなれた印象を演出できます。ベーシックカラーのスニーカーはさまざまな洋服と調和するので、ジャケットスタイルの上品さを損なうことなく、普段着で使えるカジュアルなコーデに仕上がります。
BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS by ZOZO
ベーシックな白シャツに、細身のパンツを合わせたシンプルなコーデです。
モノトーンでまとめているので落ち着きのある大人なカジュアルスタイルになります。全体をIラインにしてきれいさは保ちつつ、シャツの袖を軽く捲くり手首を見せると、軽快さが出てこなれた雰囲気で着ることができます。
異性の友人との食事のシーンや、デートなど少しだけカジュアル要素をプラスしたいときにおすすめの着こなしです!
白のパンツとグレーのニットのベーシックカラーでまとめたカジュアルコーデに、ブルーのシャツをレイヤードすることで爽やかさをプラスした着こなしです。
襟と裾からシャツを少しだけ見せることで、コーデにアクセントが効き、メリハリのあるコーデになります。インナーにシャツを合わせると、上品さがプラスされるので、ゆったりとしたニットと相まってラフに着こなすことができます!
レイヤードしていてあたたかいので、アウターを羽織れば真冬の外出シーンにおすすめです。
チェックシャツに細身のデニムを合わせて、全体をベーシックカラーでまとめた落ち着いた印象のコーデです。
デニムを細めに1回ロールアップすることで、見た目がスッキリとして見え、野暮ったさが解消されるので、上品さとこなれ感を演出することができます。また足首が見えるので軽快な着こなしになります。
美術館や、カジュアルレストランへの食事のシーンにおすすめの着こなしです!
ジャケットとパンツのセットアップに、バンドカラーシャツを合わせたかっちりスタイルには、あえてスニーカーを合わせて抜け感を出し、こなれ感のあるきれいめカジュアルなコーデに仕上げるのがおすすめです。
全体的に落ち着いた色味なので、靴には真っ白のスニーカーを持ってくることで、コーデのワンポイントとしても活躍します。
白は清潔感をコーデにプラスしてくれるので、きれいめなレストランなどのお食事シーンにぴったりの着こなしです!
簡単にできる「こなれ感」の作り方をご紹介しました。
シンプルなコーデ作りに慣れてきたら、次のステップとしてラフなコーデでこなれ感を取り入れてみてください!コーデの幅がぐっと広がり、ファッションが楽しくなってくるので、ぜひ試してくださいね。