こんにちは、UWearスタイリストのコハルです。
洋服に興味を持ちはじめて、ちょっと奮発してブランドのアイテムを買ってみたいけど、何から手を出したらいいか分からないという方は多いのではないでしょうか?
意外とブランドのアイテムって、好印象に見せるのが難しいんですよね……
ブランドのアイテムは上品さを演出するのに効果的ですが、その一方で使い方を間違えると好印象から遠ざかる危険なアイテムでもあります。
例えば、あからさまにブランドの大きなロゴTシャツは、かえって品のない、いやらしい印象を与えてしまいます。
せっかく高価なものを身につけていても、それがコーデの完成度を高めるのではなく、見栄っぱりなイメージに繋がってしまうのはもったいないです。
そうしたことを避けるために、この記事では、ブランドものをコーデに取り入れる際に気をつけるべきポイントを説明していきます。
ブランドのアイテムをうまく活かすことで、大人の落ち着きや余裕を感じさせる上品なコーデに仕上げることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
・選ばない方がいい!アイテムとその理由
・好印象なブランドアイテムの取り入れかた
・まとめ:ブランドを取り入れるならさりげなく
着用することを避けるべきアイテムのひとつめは、ロゴやモノグラムが前面に押し出されたTシャツとキャップです。
Tシャツはコーデの中央に位置していて、引きで見たときにもっとも視線が集まりやすいポイントになります。キャップも同様に、顔の近くにあって目につきやすいアイテムなので、そうした目立つ場所にブランドのロゴが大きくあると、相手から見えるあなたの印象の大部分が、ブランドのイメージに持っていかれてしまいます。
特に、コーデがシンプルになりがちな夏場は、コーデ全体に占めるロゴの印象がとても強くなってしまうので、これらのアイテムを使用することは避けるようにしましょう。
そして、ふたつめはスニーカーです。
ラグジュアリーブランドのスニーカーは華美で装飾が多いデザインであることもしばしば、Tシャツやキャップと同様にコーデにおけるブランドのイメージが強くなりすぎてしまいます。
また、こういったスニーカーはヒップホップのアーティストが着用することもあり、カジュアルすぎる印象を与えてしまうことがあります。ストリートスタイルを彷彿とさせるハイブランドのスニーカーをシンプルな大人ファッションに取り入れると、足元だけが浮いてしまいアンバランスなコーデが生まれてしまうんです。
ブランドのイメージが先行してしまうようなファッションは、とくに好印象を与えたいシーンではあまりおすすめしていません。
言葉は悪いですが、平たく言えば「成金的なイメージ」になってしまうのです。
あくまでも洋服は自分自身の魅力を引き立てるものなので、ブランド品を購入するときはあなたの印象を邪魔してしまわないか?着る洋服と合っているのか?という基準で判断するようにしてみてください。
では反対に、ブランドのアイテムを使って好印象なコーデを作るにはどうすればいいのでしょうか。
ここで何よりも大切になってくるのが「さりげなさ」です。
主張しすぎないブランド使いこそが、好印象をもたらしてくれる品のあるコーデのカギになります。
ここからは具体的なブランド名をあげつつ、それらのアイテムを使ってコーデを格上げをする方法を説明していきます。
大人がハイブランド のトップスを着るのであれば、胸元にロゴがワンポイント程度であしらわれたものが、もっとも上品なバランスだといえます。また、その際のアイテムはポロシャツを選ぶようにしましょう。ポロシャツであれば、Tシャツほどカジュアル過ぎず、逆にボタンシャツのように上品すぎて合わせづらい、ということがないからです。
ジャケットと合わせることで、ポロシャツが程よい抜け感を演出してくれると同時に、胸元から覗くワンポイントがコーデにさりげない上品さを添えてくれます。
GUCCIには GGロゴやモノグラムなど、ブランドのアイコンとなっている有名なモチーフが幾つかありますが、そのなかで私がおすすめしたいのはシェリーラインと呼ばれる緑、赤、緑の三本線で構成されたデザインです。
シェリーラインは赤と緑の色だけのシンプルなデザインであるため、ロゴやモノグラムと比較して華美な印象になり過ぎず、ブランド感を和らげることができるんです。
ベージュなどの落ち着いた色味にシェリーラインを合わせたトートバックは、大人の男性のコーデを邪魔せず、ブランドにしか無い個性を与えてくれます。
最後におすすめするのは、洋服やバッグ以外の小物にブランドを取り入れてみることです。
例えば、Vottega Venetaから発売されているキーリングは、ブランドの定番である編み込みのレザーが付けられていて、上品でありながらアクセサリーとしても活躍するポップさがあります。
ブランドのロゴが前面に出ていない気の利いた小物をさらっと使うことで、コーデの印象を保ったまま、全体の完成度を高められます。
あからさまなロゴに頼るのではなく、さりげないところにブランドを取り入れたり、思いもよらない小物に気を遣っている人こそ、センスの良さを感じさせられる魅力的な大人に見せることができます。
また、このような意外なアイテムがブランドであったりすると、それをきっかけに会話が弾んだりするのも一つの楽しみです。大人のコミュニケーションの糸口として、ブランドアイテムを取り入れてみるのも良いかもしれません。
今回の記事では、あからさまなブランド使いはコーデの印象を悪くしてしまうことをお伝えしたうえで、好印象なブランドアイテムの取り入れ方を説明しました。
この記事を参考にして、皆さんの普段のコーデを上品にグレードアップしてみてください。
またファッションレンタルサービスUWearでは、スタイリストが一人一人にあったコーデをご提案をさせていただいています。
よろしければ検討してみてください!