こんにちは、UWearスタイリストのコハルです。
朝起きて、今日着る服を考えるのが煩わしいと感じたことはありませんか。
忙しい朝は洋服に時間をかけたくないし、かといって何も考えず選んだコーデは自信がなくて、相手にどう思われるか不安ですよね。
聞いたことがある方もいると思いますが、そんな悩みを自ら解決していた人として有名なのがスティーブ・ジョブスです。
彼は365日、同じニットとジーンズ、スニーカーを着用していました。
彼以外にも、マーク・ザッカーバーグやバラク・オバマ、アインシュタインなども同じ洋服を着続けていたんです。
そんな彼らは洋服に時間をかけたくない!という理由で、服装の固定化を行っていました。
同じように洋服選びに時間をかけたくないと思う方にとって、こうした例は少し極端すぎて、そのまま真似することは難しいかもしれません。
私服を固定化させたい方におすすめなのは、パンツやトップス、ジャケットといったコーデのメインとなるアイテムを数着に絞ることです!
そのアイテムを使った数パターンのコーデを着回すだけで、洋服について考える時間は格段に減らすことができます。
この記事では、洋服選びに時間をかけたくないという方に向けて、毎朝の洋服選びに悩まない着回しコーデの作り方を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
・着回しコーデのメリットは時間短縮
・揃えるべきアイテムはたったのこれだけ!
・おすすめの着まわし秋冬コーデ4選
・まとめ:ベーシックアイテムで着回す
着回しコーデのメリットは「時間の短縮」です。
多くの人が洋服選びに時間を取られてしまうのは、コーデ作りの最初の一歩目である「アイテムの組み合わせ」を考えてしまうからなんです。
「このパンツはどのトップスと合うかな……」とアイテムに合うアイテム探しからはじめてしまっていることで時間がかかっています。
時間をかけたくないのであれば、アイテムに合うアイテムは固定して、作れるコーデを把握しておくと良いです。それによって、朝起きて洋服について決めなければいけないことは「メインのアイテムは何を着るか」と一つだけで済みます。
また固定化したコーデを着回すことによって、自信を持って出かけることができます。
寝起きで限られた時間の中でアイテムの組み合わせから考えるより、すでに固定化してあるコーデを選ぶ方が、失敗する可能性が低くなります。
「急いで洋服を決めて家を出た後に、やっぱりこの組み合わせはおかしいかなぁ」と不安になるのはいやですよね。
あらかじめ考えてあった着回しコーデから選んだものなら、寝起きの自分のアイテム選びを後悔することなく、自信を持って外出できます。
着回しコーデを作るためには、どれを組み合わせてもコーデが成立する洋服を揃えるのが理想なので、着回しやすいデザインや装飾、色などが派手すぎないかつ、ベーシックな洋服で揃えましょう。
具体的にどのようなアイテムを何種類買うのがおすすめなのかを、トップスとパンツ、靴に分けてアイテムの説明をしていきます。
トップスは薄手のニットを選ぶのが良いです。
おすすめは、リラックス感のあるフィットで、黒とグレーの二色を揃えることです。
黒とグレーは汎用性の高さが特徴で、どんなパンツとも相性が良く、合わせるときに悩むことがありません。少しゆったり目のサイズ感にしておくことで、きれいめにもカジュアルにも対応でき、スタイルを変えたいときにも合わせられるので便利です!
トップスと同じくパンツの種類も二つに絞ってください。
まず絶対に押さえておいて欲しいのが黒のスラックスです。黒のスラックスは、何色のトップスにも合わせられますし、足元に持ってくる靴も選ばない万能なボトムスです。形は、ダボつかない程度のストレートシルエットか、裾に向けて程よくテーパードのかかったものを選びましょう。
もう一つのパンツは、ジーンズがおすすめです。
ジーンズであれば、ジョブズと同じリーバイスの501を選びましょう。このモデルは、世の中のジーンズの基本形であると言われるほどシンプルかつ洗練された定番品であるからです。太すぎず細すぎないストレートのシルエットがどのような洋服にも馴染むため、着回しコーデにぴったりです。
カジュアルさを出したい方はインディゴを、大人らしく纏めたい方はブラックを選ぶと良いと思います。
着回しコーデにおいて、足元は何に合わせても良いシンプルなスニーカーを持ってくるのが鉄則です。
色は白と黒を選びましょう。
黒のスラックス、インディゴか黒のジーンズという、重ためな色のパンツに対して、軽やかな白のスニーカーはカジュアルかつすっきりとした印象にまとめ上げてくれます。
反対に黒のスニーカーであれば、暗めの色のパンツとの統一感が生まれ、シックでかちっとしたコーデの印象に仕上がります。
また黒のスニーカーの代わりに革靴を持っていても便利です。ファッションに革靴を取り入れることで、スニーカーよりも大人らしい落ち着いたコーデを作ることができます。
ここで紹介しなかったジャケットやコートといったアウターは、トップスとパンツの色味が全体的に落ち着いていますので、アウターはそれに沿ってコーデを引き締めてくれる黒色を選ぶようにしましょう。
洋服についてまとめると、トップスとパンツを2種類ずつ持っておき、合計4型のコーデからその日の洋服を選べば良いことになります。
また、靴をどうしても一種類に絞れないという方は、三足とも揃えてしまっても構いません。コーデを考える手間は一つ増えますが、紹介したアイテムで組んだコーデには白と黒のどちらのスニーカーを合わせても問題はありませんので、その日のご自身の気分に適した靴を履いてみてください。
ここからは実際のコーディネート例を見ていきましょう。
黒のニットに、リラックス感のある黒のスラックスを合わせたコーデです。
程よくテーパードのかかったシルエットが、野暮ったさをなくし、スタイルよく見えます。足元に黒の革靴を持ってくることで、オールブラックのコーデに仕上げています。全て素材が違うので、黒一色の統一感がありながら、立体感のあるスタイリングになります。
黒の引き締まった洗練されたおしゃれな印象が引き立つコーデなので、レストランでの食事やバーなどのデートシーンにおすすめです。
同じ黒のスラックスと革靴に、グレーのニットを合わせた場合です。
先ほどの黒で統一したコーデよりも、トップスにグレーを持ってくることで少しカジュアルな印象を与えることができます。
黒とグレーというワントーンで構成されているため、色の主張が抑えられ、大人らしさを保ちつつ丁度いいラフさを演出してくれます。
落ち着いたイメージなので普段着として使いやすく、街歩きやカフェでゆったりするときにぴったりです。
BEAUTY&YOUTH by Rakuten Fashion
黒のニットとインディゴのジーンズという、今回の着回しコーデの中では最もベーシックな組み合わせです。黒のスラックスよりも、ジーンズのカジュアルなスタイリングですが、トップスの黒のニットが全体を引き締めてくれるので、ルーズさのないきれいな印象のカジュアルコーデに仕上がっています。
足元は革靴ではなく白いスニーカーにすることで、アクティブに動ける休日スタイルにまとめることができます。ゆったりとしたサイズ感が動きやすく、快適に過ごすことができるので移動の多いショッピングに最適です。
インディゴのジーンズと白いスニーカーはそのまま、トップスにグレーのニットを持ってきたコーデです。グレーのニットとジーンズで、一番カジュアルに寄せたコーデを作ることができます。
グレーのニットは黒よりも柔らかく親しみのある印象になります。
革靴できれいめにバランスを取っても良いですが、白いスニーカーであえてカジュアルさをプラスすることで、決まり過ぎていないラフなコーデに仕上げることができます。
ラフでカジュアルなスタイルなので飲み会やドライブに着やすいコーデです!
この記事では、洋服選びの時間短縮の方法として、固定化するアイテムと着回しコーデをご紹介しました!
固定化するアイテムは、着回しやすい派手ではないベーシックアイテムを選んで、ぜひご自身でもチャレンジしてみてください。
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